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子どもの歯磨きと仕上げ磨きの正しい方法は?~タイミング・時間・回数を徹底解説~
皆さま、こんにちは。
盛岡市の歯医者【ししど歯科医院】です。
「子どもの歯磨き、仕上げ磨きもやっているけれど、これでいいのか不安……」と、お困りではないですか?
歯磨きも子育てのうちのひとつですが、一人で抱え込む必要はありません。
はじめてのことはわからないものですので、小児歯科をいつでも頼ってください。
今回は、歯磨きと仕上げ磨きの正しい方法を紹介します。
子どもの歯磨きの方法~タイミング・時間・回数~
子どもの歯磨きの仕方は、年齢によっても異なります。
0歳~
・タイミング:機嫌のよいときにはじめる
・時間:歯が少ないので数十秒
・回数:回数よりも慣れることが優先
歯が生えていない時期から、お口周りやお口の中に触れられることに慣れるように、ほっぺを触る、赤ちゃん用の歯ブラシを噛んでもらうなど、遊びを取り入れながらステップアップします。
また、歯が生え始める生後6ヶ月前後は、離乳食がはじまる時期のためむし歯のリスクが高まります。
ガーゼを使用して、汚れを拭い取ることからスタートして歯磨きに慣れましょう。
1~2歳
・タイミング:毎食後と就寝前
・時間:3~5分が目安
・回数:1日1回は時間をつくる
歯ブラシに慣れてきても、いやいや期などで歯磨きをしてくれないことがあります。
必死になればなるほど、お子さまからは「保護者の方の顔が怖い!=歯磨きは怖い」というイメージがついてしまうものです。
そのときは、お気に入りの人形や歌を使って楽しい雰囲気で行います。
時間やタイミングにとらわれず、1回だけでもしっかり磨ける時間を作って楽しく歯磨きを行えることが大切な時期です。
3~5歳
・タイミング:毎食後と就寝前
・時間:5分くらいが目安
・回数:3~4回しっかり行う
子どもの歯がほとんど生えそろい、自分で磨きたいという気持ちが大きくなる時期です。
まずは、お子さま自身に磨いてもらい見守ります。
そのあとで、仕上げ磨きに移り、毎食後と就寝前はしっかり行いましょう。
6歳以降
・タイミング:毎食後と就寝前
・時間:5分くらいが目安
・回数:3~4回の習慣をつける
6歳臼歯という、6歳前後で生える永久歯に注意して磨くことが大切です。
生えたばかりの永久歯は、やわらかくて未熟な特徴もあるためむし歯リスクが高まります。
また、子どもに発生するむし歯の8割以上が、歯ブラシの届かない臼歯の溝から発生しているとわかっています。
そのため、臼歯の溝をしっかり磨けるように、硬めの歯ブラシでしっかり汚れを落としましょう。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット‐子供のむし歯の特徴と有病状況 より) >
子どもの仕上げ磨きの方法~タイミング・時間・回数~
仕上げ磨きとは、保護者の方がお子さまの歯磨きの後に行う歯磨きのことです。
最初はお子さまのご機嫌がよいタイミングで行い、3〜5分を目安に行います。
慣れてきたら、毎食後と就寝前に仕上げ磨きを行えると理想的ですが、歯が少ない赤ちゃんの時期から2歳くらいまでは1日1回だけでも丁寧に仕上げ磨きをする時間を作りましょう。
仕上げ磨きの方法は、お子さまの頭を保護者の方の膝にのせて、上から覗き込むようにお口の中を見ます。
歯磨きをする順番を右上・左上・左下・右下と決めておくと、磨き残しが減ります。
また、仕上げ磨き用の歯ブラシの柄は、長いものを選びましょう。
お子さまが磨いた後であれば、「できてるね」「上手になったね」と褒めてあげると、「歯磨きって楽しい、がんばろう!」と思えますので、実践してみてください。
仕上げ磨きに集中してくれないお子さまには、鏡をもってもらい、一緒に歯を確認してもらうのがおすすめです。
他にも、好きな歌や人形を用いて、お子さまとスキンシップをしながら歯磨きを行うことで、「楽しい!面白い」と感じてもらえるようになります。
お子さまのむし歯予防は小児歯科のある「ししど歯科医院」へご相談を
2023年に開業した新しい歯医者【ししど歯科医院】は、プライベートに配慮した個室で治療を受けていただけます。
また、バリアフリー設計のため、ベビーカーで通院していただくことも可能です。
お子さまは、キッズスペースを利用して楽しくお過ごしいただけますので、遊びに行く感覚で歯医者にお越しください。
土曜17時半、平日18時まで診療をしていますので、お子さまの歯磨きへの不安がある方や磨き方を知りたい方は、ご都合に合わせてご予約ください。