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周りの歯に与える悪影響とは?複雑な生え方をしている親知らずは注意が必要です
皆さま、こんにちは。
盛岡市の歯医者【ししど歯科医院】です。
調査によると94.8%の方は、親知らずが1歯以上存在していると報告されています。
(参照:J-STAGE 小児歯科学雑誌 「第三大臼歯のエックス線学的形成時期の調査と治療介入時期に関する検討」より) >
親知らずは、斜めや横へなどの複雑な生え方をしていても「痛み」や「腫れ」などの困った症状がなければ、放置しがちですよね。
しかし、特に大きな問題がないからといって、このような生え方の親知らずのケアや処置をしないことはおすすめできません。
複雑な生え方をしている親知らずを放置していると、私たちの身体にどのような影響をおよぼすのでしょうか。
周囲の歯が気付かないうちに歯周病になっている!?
現代人は顔の骨格が小さい傾向にあります。そのために、親知らずが正常に生えるスペースが少なくなっていると考えられます。
現に、親知らずが半分歯ぐきに埋まった状態や、斜めに生えてしまい周囲の歯と重なってしまうなどのケースは珍しくありません。
このような複雑な生え方をしてる親知らずは、「歯と歯のすき間」や「歯と歯ぐきのすき間」などにプラーク(歯垢)や歯石が蓄積しやすい状態となるのです。
しかも、親知らずは歯列の一番奥に位置する歯なので、歯ブラシの毛先が届きにくい箇所であり、磨き残しが多いといえます。
歯周病は、「歯と歯のすき間」や「歯と歯ぐきのすき間」の汚れを取り残してしまうことで、細菌が繁殖して歯ぐきに炎症がおこる病気です。
原因となる親知らずだけでなく、隣接する周囲の健康な歯や組織にも感染することがあるため、注意が必要なのです。
親知らずが原因で歯並びにも影響する?
狭いスペースに無理に親知らずが生えることで、歯並びに悪影響をおよぼすことがあります。
周囲の歯を押し出す状態や重なって生えてしまうことで、歯並びが整わずにかみ合わせが悪くなるケースがあるのです。
かみ合わせが悪いと、顎の骨の痛みや頭痛などの症状が慢性化してしまい、腰痛といった全身の健康状態にも影響をおよぼすことがあります。
親知らずが生えたら一度受診することをおすすめします
親知らずは、まっすぐ生えていて歯磨きなどのお手入れが行き届いていれば、何も問題はありません。
しかしながら、複雑な生え方をしているケースでは何らかのケアや処置が必要となることが多いです。
【ししど歯科医院】では患者さまに寄り添い、ご希望やご不明点をしっかりお聞きいたします。
その上で患者さまの歯の状態やご要望に適した治療法を、ご提案させていただきます。
親知らずが生えてきた方、抜いたほうがいいのか相談したい方などは、当院をご利用ください。
駐車場を6台分完備していますので、お車でお越しいただくこともできます。
通いやすいよう診療時間を設定しておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。